野菜不足は本当に青汁で補えるの?!青汁の口コミランキングでは分からない、よりメリットのある青汁の摂り方

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更新日:2017.10.30

投稿日:2015.11.29

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どんな青汁を選べば良いの?

青汁は苦くて飲みにくい、美味しくないという従来のイメージは薄れてきています。

飲みやすいのが当たり前になりつつある青汁。

飲みやすくなったのはメーカーさんの努力の賜物といえるでしょう。

それにしても、青汁製品はたくさんあって、どれを選ぶべきか迷ってしまいますね。

口コミやランキングを参考にしながら、どの製品が自分にぴったりか、またどうすれば実感できる飲み方ができるのかを探ってみましょう。

青汁に期待できるメリットはなにか

青汁イメージ

青汁にはどのようなメリットが期待できるのでしょうか?

まずは青汁でよくイメージされているメリットや栄養素をそれぞれ見ていきましょう。

以下に挙げるものはどの製品にも共通しているものです。

期待されているメリットと必要な栄養素

毎朝のすっきりに・・・食物繊維

美容・健康に・・・ビタミン類

負けない身体に・・・カルシウム、鉄

野菜不足をサポートしてくれる、健康維持に役立つ、美容にいいというイメージ通りですね。いかにも身体によさそうな働きが期待できそうですね。

青汁の素材に多く含まれているものは

青野菜イメージ

青汁とは、簡単に言えば青野菜の絞り汁です。

大麦若葉やケール、明日葉、ゴーヤ、クロレラなど素材となる野菜の種類はさまざまですが、野菜そのものを絞っただけの青汁は、なんとも言えない味がしそうですね。

しかし、毎日飲み続けるのが難しい味の青汁製品はおそらくないでしょう。

つまり、ほとんどの青汁製品は飲みやすく工夫されているのです。

青汁とひとまとめにされていますが、素材によって期待されるメリットは異なります。

では、青汁にはどのような素材が使われているのでしょうか。

素材別の栄養素を見ていきましょう。

大麦若葉

大麦若葉イメージ

 

その名のとおり、大麦の若葉。大麦は麦茶やビールの原料になる麦のこと。SOD酵素やミネラル類、ビタミン類、食物繊維やアミノ酸が豊富。
ケール

ケールイメージ

 

キャベツやブロッコリーの原種とされる葉野菜。一説には、緑黄色野菜の王様といわれるほど栄養価が高い。カロテノイド系の色素が豊富。一般的な青汁に使用されている。
明日葉

明日葉イメージ

 

「明日には生えているから明日葉」と呼ばれるほど、生命力が強い。ビタミンB12を除くすべてのビタミンB群やその他のビタミンも豊富に含まれる。特有のカルコン酸というポリフェノールも豊富。
よもぎ

よもぎイメージ

 

日本に広く自生している。和漢素材として古くから使われてきた。ビタミン類葉緑素、鉄、食物繊維などを含む。独特の香りのシオネールは香料や化粧品にも使用される。
クロレラ

クロレライメージ

 

葉緑素を豊富に含む緑藻の一種。タンパク質が60%もあり、植物には珍しく必須アミノ酸が含まれ、アミノ酸組成が優れている。カロテノイドの一種ルテインが豊富。

 

最近増えてきている青汁のタイプはどのようなタイプか?

栄養素について知っていただいた後は、最近の青汁のタイプについてみていきましょう。

現在はグリーンスムージーが人気ですが、青汁との区別がつかない方もいらっしゃると思います。

簡単に説明すると、スムージーには果物が含まれています。

甘さがあるのでのみやすく、果物が入ることでエネルギーも摂取できるため栄養価は優れているといえます。一方、青汁は野菜のみで作られています。

そのためスムージーに比べれば甘みが少なく、飲みにくいと感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかしその分カロリーは低いため、カロリーを気にする方には青汁のほうがおすすめです。

青汁には粉末タイプや冷凍タイプ、粒タイプがあります。

一般に青汁をそのまま冷凍させた冷凍タイプのほうが栄養価は保たれています。

加工するほど栄養価は分解されたり流れ出たりします。

しかし、粉末タイプでも加工の途中で濃縮されて栄養価が高くなっているものもあります。

製品ごとの栄養価をチェックするのが一番よいでしょう。

冷凍タイプ
解凍してからしか飲めず、余ったからと再び凍らせると栄養価が落ちてしまいます。
粉末タイプ
すぐに溶かして飲むことができますし、個包装になっているものは職場や旅行先など、どこへでも持っていきやすく、便利ですのでおすすめです。
粒タイプ
外出時や青汁の味が苦手な方には粒タイプが一番おすすめです。

自身にあった、無理なく続けられるタイプを選びましょう。

野菜不足解消を青汁のみに頼ると危険

健康にいいからと、青汁のみで野菜不足を解消しようとするのは危険です。

なぜなら青汁もサプリメントと同じで、食事の補助的な役割をすることを目的に作られているからです。

忙しい毎日の中、野菜を毎食取り入れたり、1日に350g以上摂取したりするのは難しいことです。

野菜が少ないと感じたら食事に青汁をプラスする形で野菜不足を解消し、栄養不足にならないように注意しましょう。

また、一部の栄養素の過剰摂取にならないよう、サプリメントと同様に1日の摂取量目安量を参考にすることも大切です。

青汁と合わせて摂りたいおすすめ食材

フルーツイメージ
ビタミンC
フルーツに多く含まれる、いわずと知れた美容にもよいビタミン。鉄の働きを助けてくれます。柑橘系のジュースで青汁を溶かしてみると意外に美味しくいただけます。ただ、緑色になってしまうので味はともかく見た目に抵抗のある方もいらっしゃるかも。
乳酸菌
乳酸菌とは最も身近で有用な働きをする細菌のことで、最近ではビフィズス菌等の「善玉菌」の働きが注目されており、青汁に含まれる栄養素の働きを助けてくれます。
オリゴ糖
カルシウムのサポート役です。また、玉ねぎやバナナ、大豆などに含まれている低カロリーの糖質で、乳酸菌とオリゴ糖は相性が良く、一緒に食べることでWのパワーが働きます。
蜂蜜
ビタミン類やミネラルが豊富で青汁に不足する成分を補ってくれます。砂糖よりも低カロリーなので、定番の牛乳割りにプラスしていただくと甘さが増してさらに飲みやすくなります。

 

栄養士の視点で青汁をランキングで紹介!

栄養士の視点でおすすめできる青汁をランキングでご紹介します。

1位 サントリー 極の青汁

サントリー 極の青汁 画像

 

粉末(顆粒)タイプ。大麦若葉と明日葉が主原料。

大手飲料メーカーのサントリーが、素材、品質、おいしさにこだわった青汁。宇治煎茶と愛知県産抹茶を配合。2億杯突破の実績。※2004年5月~2016年12月。サントリーウエルネスの青汁商品累計。1杯に1包使用。

 

2位 
やずやの「養生青汁」

やずやの「養生青汁」 画像

 

粉末タイプと粒タイプの2種類。六条大麦若葉が主原料。

品質には徹底したこだわりがあり、おいしさと続けやすさを追求した製品になっています。

3位 青汁三昧(ダイレクトテレショップ)

 

テレビCMでも放映中の家族で人気の青汁です。

葉酸、パントテン酸が豊富に含まれ、おいしさと続けやすさを追求した製品になっています。

商品価格、コスパを比較

1杯あたり 1箱あたり 内容量 送料 1日の目安
1位
やずやの「養生青汁」
108円 6,804円 3g×63包 無料 2本
2位
サントリー 「極の青汁」
約130円 3,888円 3.3g×30包 350円 1~3包
3位
青汁三昧(ダイレクトテレショップ)
約200円 6,000円 3.3g×60包 600円 1〜2包

(価格は税込み送料別、1箱購入ベースで計算しています。定期販売コースや価格改定等で変動しますので上記の表は参考程度にとどめてください。)

飲みやすさを比較

エネルギー 豊富な栄養素 味・飲みやすさ※
1位
サントリー 極の青汁
10.9kcal(1包/3.3g) ・食物繊維・ケルセチン配糖体・フラクトオリゴ糖 ・溶けやすい・抹茶の味わい
2位
やずやの「養生青汁」
11kcal ・クロロフィル・ビタミンA ・抹茶のような味・少し溶けにくい ※つぶと粉末タイプあり
3位
青汁三昧(ダイレクトテレショップ)
10.40kcal(1包/3.3g) ・食物繊維・葉酸・パントテン酸 ・スッキリしているが少し薄め

※個人的な感想です

項目別 おすすめ青汁はこれ!

続けやすさで選ぶなら…サントリー 極の青汁

サントリー 極の青汁 画像

 

さっぱりとして飲みやすいタイプですが、栄養素もバッチリです。

飲料メーカーだけに、おいしさ、飲みやすさにこだわっています。

 

(価格改定や定期購入等で、金額は変動します。必ずご自身でご確認ください)

まとめ

ヒトの吸収率は朝食を食べることで徐々にアップし、12時から18時にピークを迎えるといわれています。

とすると、昼食時に摂取するのが最もメリットがあるといえそうですね。

しかし、仕事等の都合で摂取が難しいこともあると思います。

大切なのは毎日続けていく姿勢です。

自分のライフスタイルにあわせて朝食の後やおやつなど、無理の無いようにとりいれることこそ、効果を得られるコツです。

継続は力なり、日々を快適に過ごしましょう。

※この記事は「薬事法ドットコム」監修済の記事になります。

この記事の執筆者

管理栄養士 今井優希 イラスト

この記事の執筆者 今井 優希(イマイ ユウキ)

プロフィール:1987年4月6日生まれ
京都府出身で現在も京都府に住む管理栄養士
某弁当チェーン店店長を経て、現在は管理栄養士養成校の実験助手として勤務。コメント:「毎朝の納豆ご飯は欠かせません!おいしく食べて、たくさん運動することが私の健康の秘訣です。」