ちょっと待った!その酵素ドリンク・サプリは本当に美ボディに効果的なの? 栄養士が教える酵素の効果を最大限に生かす方法
更新日:2018.04.24
投稿日:2015.09.01
美容やボディメイクにいいと今話題の「酵素」
酵素ドリンクや酵素サプリがドラッグストアの棚にもずらりと並んでいます。
インターネット通販の商品なども含めるとその種類は無数にあります。
種類が多すぎてどれを選べばいいのか悩んでしまいますね。
「酵素で美ボディ」を謳っている商品も多く、実際に積極的に摂取されている方も多いのでは?
せっかく酵素ドリンクや酵素サプリを摂取するのであれば効果があるものを選びたいものです。
ところでみなさんは「酵素」のことをどれだけ知っていますか?
酵素の種類や働きなどを知れば、酵素ドリンクや酵素サプリの効果もアップするかも!
酵素の働き、効果について~どこで作られる?
酵素は私たちの体内のいたるところで作られています。
種類は大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類です。
この2つの酵素は生まれながらに私たちの体内で活動し、様々な生命活動に関与しているといわれています。酵素は私たちに欠かせない体内物質なのです。
酵素を体内で活性化させるためには
先ほど酵素には2種類あるといいましたが。
実はもう1つ大切な酵素があります。
それは「食物酵素」です。
食物酵素とは、その名の通り食べ物自身が持っている酵素のことで、食習慣を助けてくれる酵素のことです。
大根に含まれるアミラーゼが有名ですね。
実は体内で作られる酵素の素の量は決まっており、加齢や生活習慣などによって酵素の量が減ってしまうのです。
食べ物から酵素を得ることができれば体内の酵素を不足した状態から守ることができます。
酵素ドリンクや酵素サプリで食物酵素を摂取することにより、結果的に体のリズムが上がるという仕組みです。
これが酵素を効果的に活用する方法といえます。
酵素を活用する際、ここに注意しよう!
酵素は効率よく働ける温度というものがあります。
多くは人間の体温程度の約37度です。
体内で酵素を活性化させるには身体を冷やさないことが大切です。
暑い夏には、アイスクリームの食べすぎやビールの飲みすぎなどによる体温の低下に注意しましょう。
また、ボディメイク中でも3食欠かさずバランスのよい食事を取りましょう。
食べた後は食事誘導熱産生といって1日に消費するエネルギーの約1割もエネルギーを消費するとともに、体温も上昇します。
ランチの後は身体がぽかぽかして眠くなってしまうのもこれが関係しています。
スッキリしたい時に酵素を生かす方法、おすすめレシピ
ボディメイク中に酵素を生かすには食物酵素が含まれる野菜をたくさん取ることがおすすめです。
手軽なのはやはり野菜ジュース!
材料2つ!
お手軽キャロットジュース(2人分)
・ にんじん中2本
・ りんご1個
よく洗って水気を切り、適当な大きさにカットしてジューサーに入れるだけ!
お好みでレモンやはちみつを加えてもOKです。
材料を冷やしておくとおいしくできます。
作り置きはおすすめしません。
りんごにはポリフェノールオキシダーゼという酵素が含まれ、色が悪くなってしまうことがあるからです。
摂取法はドリンクやサプリと食事どちらがよいの?
栄養士の観点から言わせてもらいますと、おすすめはやはり食事からです。
なぜなら酵素だけではなく、ビタミン類や酵素が働くための助け役である補酵素など、他の栄養素もまとめて摂取できるからです。
しかし、酵素は熱に弱いため調理すると壊れてしまいます。
先ほど紹介したキャロットジュースもですが、サラダなど、生の状態での摂取をお勧めします。
お酢は酵素の活性を高めるといわれていますので、サラダにバルサミコ酢をかけて食べるのもいいでしょう。
ただし、酵素だけにスポットを当てるのであれば、食事からの摂取がおすすめとは言えません。
先にも述べましたが、酵素は熱を加えると壊れてしまいます。
料理された野菜や果物の酵素の量は減っているのです。
つまり、1度の食事でたくさんの酵素を摂ることは難しいというのが正直なところです。
気軽に摂る際におすすめの酵素サプリをご紹介(万田酵素)
そこで、気軽にたくさんの種類の酵素を摂取できる救世主が酵素ドリンクや酵素サプリです。
たくさん種類がありますが、その中から1つ、万田酵素をお勧めします。
万田酵素(ジンジャー/スタンダード)は、防腐剤・保存料不使用、水や熱を加えずに原材料を発酵・熟成させたペースト状の植物発酵食品です。
1日1~2包食べるだけでいいので毎日の食事とともに摂取するだけ、とお手軽です。
酵素に関するまとめ
今回は野菜や果物の植物由来の酵素にスポットを当てましたが、
実は日本人は昔から身近なところで酵素を摂取しています。
それは発酵食品です。
みそや納豆など、日本の代表的な食べ物には微生物由来の酵素が含まれています。
しかし、風味が落ちないように加熱処理などを施してある商品もあるため、効率よく酵素を摂取したい方はやはり酵素サプリがおすすめです。
バランスのよい食事に酵素をうまく取り入れて健康的にスッキリを目指しましょう。
※この記事は「薬事法ドットコム」監修済の記事になります。
この記事の執筆者
京都府出身で現在も京都府に住む管理栄養士
某弁当チェーン店店長を経て、現在は管理栄養士養成校の
実験助手として勤務。コメント:「毎朝の納豆ご飯は欠かせません!おいしく食べて、
たくさん運動することが私の健康の秘訣です。」