これは絶対知らないと損!! 管理栄養士が教える 酵素スムージーで若々しさを保つ効果を高める方法
更新日:2017.11.17
投稿日:2015.08.31
酵素スムージーって何?青汁と同じなの?
アメリカ発祥の果物や野菜をベースにしているヘルシードリンクで、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が簡単に取れることから美と健康の為に広く親しまれているものです。
語源は「滑らか」=「スムーズ」からきています。
日本にもこれに似た「青汁」が存在します。スムージーとの違いは果物が入っていない点です。
青汁に果物を入れたのがスムージーだと考えてよいでしょう。
スムージーには果糖により甘味があり、青臭さも緩和され味の違いは歴然としています。
発祥や味の違いはありますが、本来は野菜の持つ酵素を取り入れることが目的になります。お好みで選んでいただければ良いと思います。
酵素スムージ―の組み合わせは、あなた次第!!
野菜や果物の効能を考慮し組み合わせるものですが、旬や味など自分流に種類を増やす楽しみがあります。
しかし何でもよいのではありませんので、少し効果が期待できないものや目的を達しないもの、組み合わせの特徴等を挙げてみます。
● スムージーにNGなもの
でんぷん質が多い野菜は避けましょう。
かぼちゃ、とうもろこし、なす、カリフラワー、人参、キャベツ、白菜、大根、ビーツ、ズッキーニ、オクラ、さやえんどうなどの食品は、果物が混じることにより、腸内でガスが発生してしまいます。
● 組み合わせは自由に効果的に
用意するのは、緑黄色野菜の葉物や果物を3種類と水。
材料は皮ごと使用し、単純なスムージーを作るようにしてください。
たくさんある中でどれが私に合っているかわからない人の為に特徴を種類別にまとめてみました。
1) ホットスムージー
酵素は加熱によって失われますが、アップするものもあります。
アンチエイジングの強い味方で、抗酸化物質が増えるのはバナナ。
また、りんごは温めることでペクチン含有量が増し腸の働きを良くし、整腸効果が期待できます。
冬や冷房等で冷えた身体を温めると同時に別の効果を求めることもできます。
2) レッドスムージー
赤い食物にはポリフェノールなどの抗酸化作用の栄養素を多く含みます。
またコラーゲンを作るのに必要なビタミンC が豊富で、アンチエイジング効果や美白作用、免疫向上やダイエットになるなどの、女性に嬉しい効果があります。
3) フルーツスムージー
ブルーベリーは目に良いということはみなさんご存じですよね。
その他の果物には、こんな効果が期待できる成分が含まれています。
パイナップルの蛋白質分解酵素のブロメリン ⇒ ニキビ予防
キウイフルーツのビタミンCやビタミンE、葉酸 ⇒ 美白
梨のカリウムやアスパラギン酸、石細胞とカリウムの相乗効果 ⇒ むくみ、利尿効果
アボカドの脂肪分解作用のビタミンB2 ⇒ ポッコリお腹
グレープフルーツの食欲抑制するポリフェノールのナリンギン ⇒ ダイエット
どんなに良い成分が入っていてもそればかりでは、かえって健康を害してしまいますのでバランス良く食べていきましょう。
【飲み方の注意点】
栄養素を最大限に生かすためには、「単体で飲む」こと。
飲む前後は40分程度空けて飲みましょう。
更に「内臓の冷え」を避ける為に、冷蔵庫から出して常温にしてから飲みます。
酵素スムージーここがすごい!!
● 酵素の5つの特徴
酵素は生きるための必須成分 |
---|
酵素と聞くと消化酵素を思い出します。体の中で消化酵素は重要な働きをしていることは聞いたことがあると思います。 他の種類の酵素のなかには、様々な形で生命活動に関与しています。 いわば生きる為の主役で源ともいえるのです。 |
酵素の共同作業や補酵素 |
ビタミン、ミネラルは酵素がなければ体の中で十分に働けません。 酵素の働きを助けるという意味で、ビタミン、ミネラルを「補酵素」と呼びます。 体に酵素がある時間帯に、このビタミンのサプリメントを摂取すると、より効果が期待できます。 |
与えられた仕事は一つだけ |
3000種類の酵素がありますが、酵素にはそれぞれ一つだけの仕事があります。 たとえばアミラーゼやプロテアーゼは、食事の際に独自の役割を果たす酵素です。 これらは役割を交換することができません。その仕事のみを担当することになるのです。 |
熱に弱い |
加熱した食べ物には酵素の働きはありません。 生を食べることも大切なのです。 |
酵素が存在するのは発酵食品と新鮮な生の食物 |
生の肉や魚生野菜、果物には酵素が含まれます。 他には発酵食品(味噌や納豆)にも含まれ、焼き魚と一緒に食べる大根おろしも、食習慣を助けてくれる食物酵素になります。 |
● 酵素は体に吸収されない
食物酵素は体にそのまま吸収されることはほとんどありません。
しかし、栄養素を助けたり、吸収を高めます。ですから食物から酵素を取ることは重要なのです。
● 人の酵素は3つ
体内酵素は2つ「消化酵素」と「代謝酵素」で3つ目の酵素は「食物酵素」と人の健康に関わる酵素はこのように分類されます。
消化酵素と代謝酵素は、加齢や生活習慣、食生活を通して不足する傾向にあります。
そこで、3つ目の「食物酵素」の力を借りて、体内酵素の働きを効率的に助けているのです。
● 酵素スムージーは2~3倍の効果がある
新鮮な野菜や果物、味噌や納豆に多くの酵素が含まれています。手軽に効果倍増の方法が「すりおろす」です。
おろすことで食物酵素が活性化して、体内での酵素の働きが2~3倍になるのです。
病気の時のりんごのすりおろしは、ビタミン吸収を助ける知恵なのでしょう。
酵素スムージーの弱点は「生きた酵素」
毎日続けた方がいいのはわかるけど、毎回作るのは大変ですよね。
一日分いっぺんに作って保存しておけばできそうですが、残念ながら12時間経つと効果が激減してしまいます。
美に健康によいのは、新鮮な素材を体内に入れる「生きた酵素」植物の生体水を入れることに大きなメリットがあります。
買ってきた日に飲む分だけ作ることをオススメします。
酵素の多い食品で簡単美味しいスムージーレシピ
自然界トップクラスのスムージー
【材料】
オレンジ 1個
グレープフルーツ1/2個
チアシード 10g
チアシード(シソ科ミント系サルビア属)
シソ科に属するのはバジル、ローズマリー、タイム等です。
米国FDA(アメリカ食品医療品局)で栄養補助食品と認められています。
栄養素自然界トップクラスで、必須アミノ酸8種類を含み、レタス300g分の食物繊維、牛乳100cc分のカルシウム、アーモンドと同等の亜鉛、アンチエイジングに貢献するオメガ3も含まれます。
水分で15倍に膨らむこともあり、ダイエットの食品として注目されています。
私がおすすめする酵素スムージー
やずやの美味しいグリーンスムージー
やずやの美味しいグリーンスムージーは香料、着色料、保存料不使用のカラダに優しいグリーンスムージーです。契約農家で育てられた大麦若葉も配合。SOD酵素をはじめとする栄養をしっかり摂ることができる、粉末タイプのグリーンスムージーです。
<やずやの美味しいグリーンスムージーの特徴>
■にんじんやカボチャなどの緑黄色野菜を厳選して使用
■大分県の契約農家で育てられた「六条大麦若葉」使用
■カロリーは1食分あたりわずか19kcal!
■料理にも使用可
■SOD酵素、ビタミンなど健康にいい成分がぎっしり
■香料、着色料、保存料不使用
■粉末を溶かすだけで簡単
栄養素を効率よく体に入れたい場合は、りんごと合わせてみるとよいでしょう。
まとめ
自由に組み合わせて楽しめるのがスムージーの良いところです。
自分の状況に応じたスムージーを考えてみるとよいでしょう。みなさんの食卓が豊かになることを願います。
※この記事は「薬事法ドットコム」監修済の記事になります。
この記事の執筆者
プロフィール:昭和39年10月2日生まれ 熊本県出身
1984年 熊本託麻台リハビリテーション病院入社
1989年 同法人老人保健施設コスモピア熊本へ配属
2007年 退職
2008年 給食委託 富士産業入社
2010年 特定保健指導の指導員として(株)保険支援センター入社
2013年 老人保健施設第二コスモピア熊本 入社
現在に至る
コメント:「私のアトピー性皮膚炎や花粉症と戦っていた20代で、出会った人達や専門書から「食」で体を変えることができることを知る。それに取り組み、上記の悩みを完治し、うつ病も運動と栄養で乗り切り現在に至る。全ての新しい取り組みやダイエット方法等、自分を被験者に検証する傍ら、学生アスリートの栄養補給や便秘の悩み、糖尿病・低栄養等の幅広い方々に栄養の知識の普及を現場から行っている。」