妊婦さんにとって大切な葉酸は赤ちゃんを守ります~そもそも葉酸とは?サプリで摂るコツもご紹介

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更新日:2017.11.21

投稿日:2015.07.14

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葉酸の働きと特徴

赤ちゃんのイラスト

私は息子を妊娠する時に、葉酸の重要性を知りました。
その頃もひたすら葉酸について調べましたが、今回改めて葉酸について調べてみたいと思います。
自分の経験談と共にご紹介します。

<葉酸とは>
葉酸はビタミンの一種で、ビタミンB9とも呼ばれています。食品では主に野菜や果物で摂ることができます。
葉酸はビタミンB12と協力することでより力を発揮できることが分かっています。
ビタミンB12は魚介類やチーズなどの動物性食品に多く含まれます。
その他、ビタミンB6、ビタミンCも葉酸の働きを高めます。

<葉酸が不足すると>
葉酸といえば妊婦さんが摂るイメージですが、それ以外の時期の男女にも必要な栄養素です。葉酸が不足すると元気がなくなったり、健康に悪影響を及ぼすことがわかっています。また、元気がなくなる人もいます。このような不調をお持ちの方は、野菜や果物を積極的に摂るようにした方がいいかもしれません。

<葉酸は赤ちゃんのビタミン>
葉酸は何より妊娠期の女性にとって大変重要な役割をもっています。
妊婦さんの健康維持の他に、赤ちゃんの健康を守る働きや、赤ちゃんのトラブルを予防する働きも持っているからです。

赤ちゃんの成長に欠かせないことから、葉酸は「赤ちゃんのビタミン」とも呼ばれています。

<葉酸は妊娠前から>
最近では、これも常識になってきましたね。
葉酸は妊娠に向いた身体環境を整える役割ももっています。
ですから、妊婦さんだけではなく、妊娠を望んでいる方もしっかり葉酸を摂っておいた方がよさそうです。少なくとも妊娠を希望する時期の3か月くらい前から飲むといいと言われています。

<夫婦で飲むのが効果的>
カルフォルニア大学パブリックヘルスの研究によると、男性が葉酸を摂取することで妊活をスムーズにすることができるそうです。
男性の場合も妊娠を希望する時期の3か月くらい前から飲む方がいいそうですよ。

食事からの推奨摂取量

・ 18歳以上・・・240μg/日
・ 妊娠の可能性のある女性・・・480μg/日

これは厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」ではっきりと定められています。

ちなみに国民健康栄養調査では、男性で平均289μg/日、女性で平均271μg/日摂取しており、男女とも推奨量を満たしているそう。

しかし普段の倍の量の葉酸を摂らなければならない妊婦さんで推奨量を達成できているのはまだまだわずかだそう。1日480μg達成できるように食生活を見直したいですね。

葉酸が多く含まれている食品

● 野菜
モロヘイヤ、ブロッコリー、ほうれん草、アスパラガス、ねぎ、小松菜、シソ、ニラ、かいわれだいこん、とうもろこしなど

● 豆類
枝豆、ソラマメ、大豆、あずき、納豆、いんげんなど

● 海藻類
のり、昆布、ひじきなど

● 果物
ゆず、いちご、オレンジ、アボカドなど

● 動物性食品
レバー、ウニ、ホタテ、いくら、卵など

現代の常識? 妊婦さんは葉酸400μgを「サプリメントで」摂ること

厚生労働省は2000年に都道府県、日本医師会、日本小児科学会、日本栄養士会などに対し、葉酸について以下の通り通知しています。

「食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日400μgの葉酸を摂取すれば胎児の健康リスクが集団としてみた場合に低減することが期待できる旨、情報提供を行うこと」

「いわゆる栄養補助食品」=サプリメント。
このように厚生労働省は食事からだけでなくサプリメントからの摂取を積極的に呼びかけています。
消費者自身が「足りていない」と感じてサプリの力を借りる他の栄養素とは、少し様子が違いますね。
特につわりがひどい妊婦さんは食事を充分に摂れないので、サプリメントでの葉酸摂取は非常に大切とのこと。頭に入れておきたいですね。

葉酸摂取の期間と注意点

妊娠1か月以上前~妊娠3か月までは食品からの摂取に加えてサプリメントから1日400μgの葉酸を摂取する(男性は妊娠3か月前から)

・1000μg/1日を超えてはならない
・薬の服用をしている方は医師に相談すること。抗てんかん薬など葉酸との飲み合わせがよくない薬がある
・熱に弱く、調理に際して50%近く失われる
・光に弱いので、食品を保存する場合は冷蔵庫で。日の当たる場所に3日くらい置いておくと70%が失われてしまうとのこと

知っておこう、過剰摂取のリスク

本人…発熱、じんましんが起こる可能性
子供…生まれてから喘息になる可能性(妊娠後期16~30週に大量摂取した場合)

このような研究結果があるようです。

妊娠中から授乳期まで葉酸は重要な栄養素の1つですが、サプリメントで400μg/日を追加するのは妊娠初期だけでよさそうです。

妊娠中期からはサプリメントでの補給は240μg/日でよいとのこと。サプリの種類を変えるか、初期から飲んでいるサプリメントを半分に割って飲むなどするのもおすすめです。

筆者の場合

私は2009年に妊婦でしたが、妊娠する前から妊娠4か月ぐらいまでは、やはりサプリでも葉酸を摂っていたことが妊婦時代の日記にも残っています。
メーカーまでは覚えていませんが、あの頃は今よりずっとサプリの種類も少なかった記憶があります。

また、妊婦は葉酸の多いグレープフルーツを積極的に食べるべき!
という情報が多く実践もしていたのですが、今は「外皮の防かび剤が胎児に危険」「実はグレープフルーツの葉酸はそんなに多くない」ということになっていて驚きました。

ちなみに子供はといえば元気そのもので生まれました。よかったです。

ですが、このように情報は常に更新されています。
アンテナを高くして新鮮な情報を手に入れるようにしたいですね。

おすすめサプリメント

今は妊婦さんの事を考えたサプリメントがたくさん出ているので羨ましいですね。
私は葉酸のサプリのほかにヘム鉄も飲んでいましたが、今は1つにまとまっているものも多いようです。
コスパ的にもストレス的にもその方がいいと思います。
そこで「あの頃販売されていたらコレを選んでいたかな?」と思うサプリメントをいくつかご紹介します。

《 サプリメントを選ぶ基準 》

・ 400μg/日の葉酸が摂取できること
・ 無添加
・ 食品由来
・ ビタミン・カルシウム・鉄分が含まれていること
・ 各栄養素が過剰摂取にならないこと
・ 農薬チェックや放射能チェックが行われていること
・ 価格
・ 粒の大きさやにおい


おすすめ葉酸サプリ2選

ベルタ葉酸サプリ

【ベルタ葉酸サプリの特徴】
■体にやさしく吸収率のよいモノグルタミン型 酵母葉酸400μg配合
■ビタミン13種類、ミネラル14種類、アミノ酸20種類配合
■妊婦さんに不足しがちな鉄分20mg、カルシウム232mg配合
■ツバメの巣・プラセンタ・ヒアルロン酸などの美容成分6種類配合
■赤ちゃんの健やかな成長を応援するDHA・EPAやラクトフェリン配合
■香料・着色料・保存料・香料発色剤・漂白剤など無添加
■すべての成分に自然由来の素材を使用
■GMP適合認定工場で18項目以上のチェック工程を経て製造・出荷
■放射能検出・残留農薬チェックは常に「検出せず」


愛され葉酸

【愛され葉酸の特徴】
■厚生労働省推奨!効果が実証されたモノグルタミン型葉酸400μg配合
■ヒト由来のクリスパタス乳酸菌を300億個配合
■赤ちゃんの成長を応援するDHA含有オイル、カルシウムなどを配合
■天然ハーブから抽出したビタミン・ミネラル配合
■GMP認証を取得した国内工場で製造
■放射能物質検査実施
■つわり中でも飲みやすい小粒タイプ
■四谷クリニック産婦人科医が成分を監修



サプリメントにも色々あります。自分に合ったものを選んで元気な赤ちゃんに会いたいですね!

(この記事の監修 世田谷在住 30代主婦 高橋みのり)

※この記事は「薬事法ドットコム」監修済の記事になります。