オルニチンはサプリと食事どちらがよいの?しじみの効果に詳しい私がしみじみ教えます

健康食品マルシェTOP >みんなのイケンTOP > オルニチンはサプリと食事どちらがよいの?しじみの効果に詳しい私がしみじみ教えます

更新日:2017.10.30

投稿日:2015.10.06

薬事法ドットコム薬事法ドットコム

オルニチンはサプリと食事どちらがよいの?しじみの効果に詳しい私がしみじみ教えます 画像

しじみにはどのような栄養成分が含まれるか

日本人が昔から体に良いとして大事にしてきた『しじみ』を調べると、数種類の成分がバランスよく含まれていることがわかります。
体に良い栄養成分とその働きを上げます。

 イラスト

●ビタミンB12
体の様々な反応に関与しており、特に心身のバランスの維持や乱れた食習慣を整える役割を果たしています。
「赤いビタミン」と言われ、不足すると心身のバランスを崩してしまいます。
このビタミンは植物性食品には含まれず、菜食主義の方はサプリメントなどでの補給が必要になるときがあります。

食品別ビタミンB12含有量(100gあたり)

しじみ 62.4㎍
あさり 52.4μg
牛肝臓レバー 52.8㎍
さば 10.6㎍

牡蠣画像

●アミノ酸
自然界に存在するアミノ酸は、数百種類知られていますが、蛋白質の構成成分となるのは、わずか20種類のみです。
その中で一つでも欠けてしまうと蛋白質合成ができなくなります。
更に、その中で体内合成することができないアミノ酸が9種類あり、それらを必須アミノ酸と呼びます。
この必須アミノ酸の組み合わせによって蛋白質の質が決まります。
その指標を「アミノ酸スコア」と呼び、100点満点とした場合、「しじみ」はアミノ酸スコア100となります。

食品別アミノ酸スコア(必須アミノ酸含有バランス)

牡蠣 79
牛乳 100
いわし 100
パン 44
じゃがいも 73

牛乳イラスト

●カルシウム
日本人に最も不足している成分で、丈夫な体を作る上で欠かせない成分です。
カルシウムは、成長期における必須の栄養成分といえます。また、閉経後の女性も不足しがちなので、その結果体が弱くなりがちです。
また、慢性的に不足が続くと、気分がさえないなどの影響があります。

食品別カルシウム含有量(100gあたり)

しじみ 130mg
牛乳 110mg
かつお節 28mg
みず菜 210mg

レバー イラスト

●鉄分
鉄は、赤血球中のヘモグロビンと結合し、酸素の運搬や細胞呼吸に重要な役割を果しています。
また、筋肉中のミオグロビンの構成要素として、体に必要なエネルギーの一つとされています。
発汗や潰瘍や痔、無理なダイエットなどで鉄分が不足すると、身体が支えられなくなり、活力を失うことになります。特に女性が不足しがちな成分です。
鉄は過剰症が心配になりますが、体内に吸収されにくい成分なので、普通の食事で摂りりすぎることはありません。

食品別鉄含有量(100gあたり)

しじみ 5.3mg
牛レバー 4.0mg
鶏肝臓レバー 9.0mg
ほうれん草 2.0mg

かぼちゃ画像

●ビタミンE
食習慣を整え、乱れた身体環境をサポートする働きがあるため、エイジングビタミンとして知られています。
また、体を内側からスッキリとさせる働きがあります。
身体に活力を与えるので、寒さに弱い方をサポートする効果が
期待できます。

食品別ビタミンE含有量(100gあたり)

しじみ 1.6mg
あさり 0.4mg
かぼちゃ 5.1mg
アボカド 3.6mg

ほうれん草 画像

●ビタミンB2
美容のコンディションに関わっています。
「発育ビタミン」とか「美容ビタミン」と言われるのはこの働きに起因します。
また、身体にエネルギーを供給する補酵素で、欠乏すると健康と美容のリスクが増します。

食品別ビタミンB2含有量(100gあたり)

しじみ 0.25mg
ほうれん草 0.23mg
さば 0.28mg
牛乳 0.15mg

そもそもオルニチンの働き、効果とは?

●宴席をサポートする
オルニチンはアミノ酸の一種で蛋白質を構成しない遊離アミノ酸で、体調維持に深い関係を持つことで知られています。
特に有名なのは、宴席をサポートする働きで、夜のお付き合いが多い方に人気の成分です。

●スッキリサポート効果
身体を活性化するので、スッキリを促してボディメイク効果が期待できます。

●美容効果
美容のコンディションを高め、若々しさを維持する効果もあるなど、女性にとってはうれしいメリットが満載ですね。

多くの効果を与えてくれるオルニチンですが、まずは私たちが生活習慣を改善し身体に負担をかけないことが大切です。
適度に体を動かし、彩豊かな食生活や休肝日を取り、健康な生活を心がけることが重要になります。

オルニチンの効率的な摂取方法と注意点

このように、いろいろな効果が期待できるオルニチンは、摂り方にも効率のよい方法があります。
栄養補助食品ですので、長期間摂取することを考え、自分の性格や生活パターンに準じて選ばれることをお勧めします。

●一日のうちでいつ摂取するのがよいか
オルニチンは身体のコンディションを整える働きがあります。
吸収率を考慮すると空腹時の摂取が良いと思われます。

また、食後から就寝前までの間に、それが難しい方は朝一番のタイミングに摂るとよいでしょう。
また、習慣的に寝る前や朝起きてすぐ摂るのは難しいと思われる方は、オルニチンは体内に蓄積できないことから、目安量を守り一日3回などこまめに摂ることも良いと思います。

●過剰摂取の副作用
大量に摂取すると、胃腸や消化器官に影響を与えてしまいます。
具体的には腹痛や下痢などが起こる可能性があります。

オルニチンサプリはどこで買うべきか?

インターネットショップや薬局、コンビニなどいろんな場所で購入が可能です。
価格や定期購入、利便性などを考慮すると公式サイトが良いようです。

薬局では店員の方が薬剤師さん等詳しいケースも多いと思いますので、まったくの初心者の方は薬局で相談しながら購入するのも良いかもしれません。

ただ、インターネットの場合クレジットカード決済等を使うことで手数料や送料も無料になるケースもありますし、ポイントが貯まるケースもあります。
お得に購入する場合とスピードを重視する方は、ネットでの購入がおすすめです。
忙しい方はネットでお届け日を指定するとよいでしょう。

栄養士がおすすめするオルニチンの効果をより高めるレシピをご紹介!

スープ 画像

玄米としじみの豆乳スープ

材料2人分
しじみ        1パック
本しめじ       1/2パック
玄米         大さじ1
豆乳(成分無調整)  100cc
ココナッツオイル   大さじ1/4
コンソメスープの素  1/2個
生姜         1かけ
水          25cc
ホエイ       大さじ1/2
白ワイン      大さじ1/2
白みそ       大さじ1/2
塩         適量
こしょう      適量
パセリ       適量

作り方 レシピ
1) しじみを水につけて砂をはかせます。
2) 玄米を洗いフライパンで乾煎りします。常にフライパンを振りながら焦げないようにします。目安は玄米の皮がぱちぱちとはじける音がでて、香ばしい香りがしたら頃合いです。
3) ココナッツオイルを鍋にいれ、千切りした生姜を軽く炒めしめじと2)をいれて炒めます。
4) しじみを入れて、白ワインをふりホエイと水を入れふたをして弱火で蒸らします。
5) しじみの殻が開いたら、コンソメスープの素を入れます。
6) ミキサーで豆乳、甘酒、白みそを混ぜ合わせておきます。
7) 6)を鍋に入れてとろ火で煮込んで、塩こしょうで味を調え、パセリをちらし完成です。

人気のオルニチンサプリ

やずやのにんにくしじみ

やずやのにんにくしじみ 画像


雪待にんにく卵黄にしじみ・牡蠣エキスを配合したサプリメントです。
現代人は、ストレスや不規則生活、連日の宴席などで体を酷使しています。
一番よいのは、休養と食事と適度な運動であることは、理解しているところだと思います。
まず、生活を見直し食事をしっかり食べ、その上でさらに栄養補助するならば、この商品です。
肝心要の労わりを「しじみ」から、さらに年齢を感じさせず多忙にも負けないパワーを「にんにく卵黄」から取れることがおすすめする理由です。

・他のオルニチンサプリとの比較
他の人気オルニチンサプリにエコライブのしじみにんにくがあります。こちらのサプリとやずやのにんにくしじみを比較すると、
オルニチン含有量やコストは互角なようです。

ただやずやさんは原材料や原産地が明記されている点、海のミルクといわれる牡蠣を使用している点でよりおすすめという事ができます。

オルニチンに関するまとめ

オルニチンは食事だけで推奨される目安量を摂取するのは難しいため、栄養補助食品(サプリ)での補給が現実的です。
しかしあくまでも補助であることをしっかり念頭において、生活習慣を見直すことが重要です。
そのうえでオルニチンを補給すると日常生活を楽しく送ることが可能になることでしょう。
正しく理解し活用することが私達消費者に求められているのだと思います。

※この記事は「薬事法ドットコム」監修済の記事になります。

この記事の執筆者

管理栄養士 吉田倫子 イラスト

この記事の執筆者 管理栄養士 吉田 倫子(ヨシダ ノリコ)

プロフィール:昭和39年10月2日生まれ 熊本県出身

1984年 熊本託麻台リハビリテーション病院入社
1989年 同法人老人保健施設コスモピア熊本へ配属
2007年 退職
2008年 給食委託 富士産業入社
2010年 特定保健指導の指導員として(株)保険支援センター入社
2013年 老人保健施設第二コスモピア熊本 入社

現在に至る

コメント:「私のアトピー性皮膚炎や花粉症と戦っていた20代で、出会った人達や専門書から「食」で体を変えることができることを知る。それに取り組み、上記の悩みを完治し、うつ病も運動と栄養で乗り切り現在に至る。全ての新しい取り組みやダイエット方法等、自分を被験者に検証する傍ら、学生アスリートの栄養補給や便秘の悩み、糖尿病・低栄養等の幅広い方々に栄養の知識の普及を現場から行っている。」